UMIDIGI Xを半年使ってみた感想 とても癖のある端末です

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格安で高スペックの中華スマホUMIDIGIからUMIDIGI Xが発売しておよそ半年がたちました。10月にゲットし使ってみた結果、色々と癖のある端末であると判明しました。

購入を検討している方は参考にしていただければ幸いです。

au回線も使えます。ただし接続に問題あり

AliExpressで先行販売され年末には日本のアマゾンでも購入できるようになりましたが、タイトルに「au不可」とあるのが気になると思います。

Bitly

UMIDIGI Xは日本のキャリアが持つ4Gの周波数をほとんど網羅しており、auが持つ周波数もプラチナバンドを含め持っています。

実際にau回線のMVNOであるUQmobileデータ無制限VoLTEsimIIJmioのau回線通話だけVoLTEsimで確認したところ、問題なくつながりデータ通信も通話もできます。

左はソフトバンク系のデータSIM 右はVoLTE接続のIIJmio通話だけau回線SIM

iijmioのauタイプなどはAPNが用意されてないことがあるので、

APNに

iijmio

ims

の2つを作成する必要があります。これでVoLTEが選択でき通話が可能になります。

IIJmio

  • 名前 iijmio
  • APN iijmio.jp
  • ユーザー名 mio@iij
  • パスワード iij
  • MCC 440
  • MNC 10 (通話だけの場合は 51)
  • 認証タイプ PAPまたはCHAP
  • APNタイプ default,mms,supl,hipri,fota,cbs,wap,xcap,rcs,bip,vsim,ims (機種により自動的に追加されるが、imsは必須)
  • APNプロトコル IPv4/IPv6
  • ベアラー 指定なし or LTE
  • MVNOの種類 SPN (自動的に追加される)
  • MVNO値 KDDI (自動的に追加される)

ims

  • 名前 ims
  • APN ims
  • MMC 440
  • MNC 10 (通話だけの場合は 51)
  • APNタイプ ims
  • APNプロトコル IPv4/IPv6

ただし接続が不安定になることがあり、しばらくするとアンテナが×の圏外表示になってしまいます。

接続を元に戻すには端末を機内モードにしてすぐ戻すか、しばらく時間をおかなければなりません。

右の IIJmio通話だけau回線SIMの電波が途切れた状態。APNの設定を色々試してもこのような現象が続く。

おそらくこの現象が「au不可」にしている理由ではないかと思いますので、au系の通話simで運用をする場合は注意が必要です。

もちろんドコモとソフトバンク系の回線は途切れることはありません。
ドコモ回線の楽天モバイルとソフトバンク系のデータSIMで確認してます。

WiFiの5GHzがうまく受信できない

ホームルーターには2.5GHzと5GHzのWiFiがあり、5GHzのほうが他の電子機器などからの干渉が少なく速度や接続の感度が良くなります。

ところがこのUMIDIGI XはWiFiの5GHzをうまく受信してくれないという難点があります。

双方を接続できるようにしても何故か5GHzの電波感度が悪く、2.5GHz最優先でつながってしまうのです。

手動で5GHzに繋ごうとすれば何とかつながりますが、それでも受信感度や速度が良いとは言えないのが実情です。

UMIDIGI Xは2020年3月2日までに端末のアップデートが2回ありましたが、WiFiの接続は直ってない状態です。

最小音量が大きすぎる

UMIDIGIに限った話ではありませんが、音量ボタンで最小音量にしても音が大きく聞こえてしまうのは困りもの。このUMIDIGI Xも例外ではありません。

音量を微調整できるアプリExtraVolumeConfigをインストールしましょう。

アプリを起動し、一番上にある調整という目盛りを-10まで下げるだけで最小音量がものすごく小さくなります。

ExtraVolumeConfig(音量微調整)

ExtraVolumeConfig(音量微調整)

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2万円台で買えるUMIDIGI Xは上記の通りかなり癖のあるスマホですが、バッテリーの持ち具合やスペックはそれなりに良いと感じております。後はWiFiの5GHz接続をアップデートで何とかしてくれれば文句ありません。